不条理こそ全て
強いメンタルが欲しい。
些細な事で揺れ動くような物じゃなくて、自分がいくら無機質になったとしてもブレない強さが欲しい。
朝起きて、仕事に行く。
合間に喫煙したり昼飯を食べたり、決められた環境下で決められた時間を過ごせば終わり。
家に帰ってくる。
誰もいない広めの部屋。
慣れたものでコンビニ飯から自炊に変わって、食費は幾分か浮くようになった。
先を考えたら簡単な事で、収入が変わらず支出が増えるならば生活破綻するからだ。
好きな事を好きなようにしたいと思っても、それが許されない環境を作ったのは自分自身であり他者である。
誰かの所為にするのは簡単で、自分を戒めるのは難しい。
誰だって自分が可愛いと思い、自分が正しいと主張する。
言葉が上手く出ない。
頭の中ではそれは間違っていると思っても、相手に伝える事が出来なくなった。
自分が耐えれば他者の言動は否定せずとも目を瞑る事が出来ると思った。
実に不条理である。
このままだと、あと何十年かあるであろう寿命を全うしたとして、何の為に自分が存在しているのかの答えは出せそうにないまま朽ち果てる気がしてならない。
不条理を受け入れて、自分が何をすべきかを高い精度で瞬時に考えられる力が欲しい。
次の一歩をどの方向へ踏み出したらいいのかわからない。
ただ、立ち止まるわけにもいかず、踏み出しても行く先がわからぬ不安。
心ブレるな。
メンタルが強くなりたい。
無機質でも構わないから揺れたくない。