megane30sai’s blog

オッサンのオッサンによるオッサンの為のブログ。

健康診断

このブログにはグロテスクな表現がありますので、個人の責任でお読み下さい。



社会人に1年に1度訪れる行事。
それは健康診断。

若い頃は身長測りに行こ〜って感じで受けていたけど、今回は緊張感がありました。

30歳を迎えると健康診断の内容が3倍くらいになります。

今までなら

身長測定、血圧測定、内科問診、検尿、胸部X線撮影、眼科検査、視力聴力検査、採血
くらいなもんでしたが

今回は

心電図検査、胃部X線撮影、腹部超音波、検便、脂質検査、代謝系検査、肝機能検査、尿酸値検査

と、わけわからんものが増えました。

特に辛かったのが2つありました。

1つ目は腹部超音波です。

上半身露わになり、ジェルみたいなのを塗られて超音波を発生させる機械を身体中にあてがいチェックするという内容ですが、まぁくすぐったいのなんの!

しかも自分よりかなり年下の若い女性の先生で

「反応がわかりにくいので、ハイハイの姿勢になってもらってもいいですか?」という屈辱的な言葉を浴びせられ、基本Sの私には耐え難い時間が5分程続きました。

正直Mの人には、ただのご褒美にしかならないと思います。


そして、今回生き地獄を味わい、受ける前から初恋の子を想うかのようにドキドキしたのが胃部X線撮影です。

簡単に言うと炭酸飲んでバリウム飲むだけ。

という検査なんですが、まぁこのシステム作った奴は狂ってるんじゃないか?ってくらいの拷問でした。

まず、炭酸を飲むと聞くとコーラとかビールみたいなものが思いつくと思いますが、そんな生温いもんじゃないのです。

普段口にする炭酸飲料は、元々シュワシュワしてるやつですが、ここで飲む炭酸はラムネを粉末化したようなものを口に含みます。

この時点では炭酸かどうかわからないのですが、ほんの少し水分を含ませると口の中が5倍くらい膨張し飲み込めなければ辺り一面に炭酸水をぶちまける事になります。

過去に1度やった事があったので、今回は水を含む瞬間に飲み込みました。

すると口から噴射する事はなかったのですが、食道あたりで今まで経験した事がない押し戻しが押し寄せてきます。

なお、この検査はゲップがNGなのでどんなにゲップがしたくても耐えきらなければなりません。

過去10年で1番の苦しみでした。

ところが、これまだ序章なんです。

そう。バリウムです。
こいつがタチが悪い。

まずバリウムってやつは、イメージ的には固形状のフルーチェ、もしくはセメントです。

そんな飲み物とは到底思えない半固形物を紙コップ1杯分飲まなくてはならないのです。

一気飲みなど言語道断!
ってか、ゲップ我慢してる状態で追加新規1名様は痛逆でしかないわけです。

私は飲みきれませんでした。
と言うか飲むという感覚じゃない。
味もさる事ながら、炭酸が本当にキツイ。
何度も逆流しそうになりました。


「無理しないでいいからね」
という意思を粉々にしてやりたいと思いましたが彼も仕事。まぁ我慢でしょそこわ。


なんとかバリウムを乗り越えると、今度は本気で殺意が芽生えるお言葉が聞こえてきます。

「これから逆さまにしてグルグル回ってもらいます」

耳を疑いました。
これは検査なのかい?
何故、健康チェックする為にここまで体調を崩すような事を命じるのかと。

ヤケクソです。
僕は逆さまになり回されましたし回りました。

当たり前ですがゲップを我慢するなんていうものは途中からなくなり、普通にゲップしてました。

すると、奴が言うのです。

「空気出ちゃいましたね。もう1杯飲みましょうか」



馬鹿かおめぇwwww
もう殺してくれwwwww

先程を上回る炭酸の逆流が止まりません。
この後に及んでおかわりってなんだよ!

とりあえず最後まで噴射する事なく無事に終わりましたが、喉や胃に違和感しかありません。

その跡、血液検査で血を抜かれましたが
「大丈夫ですか?具合悪そうですよ?」と注射器を持った医師に心配されました。

いや、注射なんて何も気にならなかったし痛みも感じなかった。
あんたが悪いんじゃないんだ。


そう思いながらおとなしく地を抜かれていきました。

病院から出ると猛烈にお腹が痛くなりました。

下剤です。
バリウムの恐怖はまだ終わっていないのです。

あいつは体内に長時間止めておくと本当にセメントのように固まります。
なので出さなきゃいけないのです。

そりゃ出ましたよ。
トイレと友達になりました。
トイレットペーパーはお尻に優しいダブルを愛用していますが、もう拭きすぎてお尻が痛いです。

もう行きたくありません。
健康って、若いって素晴らしいんですよ。
もうちょっと、そういうの考えながら若い方は生きて下さい。

そして30歳を迎えてバリウムを飲んだ時に、この文章を思い出して下さい。

来年の俺がこれ読んで鬱になってんだろうなぁ…