諦めと希望
誰かさんにブレないように散々言っていたのに、近頃の私はブレブレだなと感じる。
そもそもブレが起こる原因はなんなのか?逆に何故起こらなかったのか?を考えてみる。
まず、ブレとは意味合い的には考えが落ち着かない事を示すと思う。
ただ、心境の変化とも言えるし、成長した際に考えが変わる事にも当てはめる事が出来る。
まぁ、後付けにはなるけどね。
結果として良い方向に転がれば成長という言葉に置き換えれるし、失敗したら後悔となってブレとなる。
あとは周りからの声が影響する。
人から言われた事を間に受けてしまうタイプなら、誰かに自分を肯定されていないと考えが正しいかどうかを判断出来ない。要は自信がない。
誰にも言ってもらえない場合は、自らでジャッジするしかないが、やはり結果が伴わない場合はブレやすい傾向があると思う。
今、自分自身が抱えるブレは新人さんへの不安からきている。
本来、経験者が3人で綺麗に回る仕事を1人でやっており、そこに今の新人さんが入ってきた。
仕事を教えるにしても、実際にその場面に直面しないと伝えにくいもので、最初の1週間は無駄に時間が過ぎて行った。
次の週になり、ベテランを用意するから今の新人さんを切る方向で動くように指示があった。
ハッキリと物事を伝えてくるタイプではない新人さんだったが、なんとなく素っ気なくなったのを肌で感じたのか、少し表情が暗くなったのを見逃さなかった。
自分の為を思えばベテランを入れてもらうのがベストだ。
やはり安定感を求めてしまう。
その反面で、そうなった時に新人さんは今度は何処で働くのだろう?またイチから人間関係の構築をしなきゃいけないのかな?と心配になった。
しばらく悩んだ。
切る方向でと言われ、更に無駄な時間を費やしたが、人的には全然良い子で初めての社会経験がこんなんじゃあんまりだなと。
まして、仕事は楽しくがモットーの自分が、自分のせいで誰かにつまらに思いをさせるってのはポリシーに反する。
なので、新人くんが根をあげるまでは面倒を見て2人でやっていこうと思った。
それが伝わったのか、彼は最近よく笑うようになった。
会社として俺は間違っていたのかもしれない。上司も頭を抱えてる。
ただ、彼に対してだけ言えば私はベストな選択が出来たのではないかと思う。
こうやって抗う事をしないと、いつの間にか社会に染まってしまう。
彼にはしばらく私の背中を目標とさせ、考え方などもレクチャーしていく予定だ。
1ヶ月かかった答えだが、私は自らの手でブレから脱出した。
そして、この上向いたタイミングで古くからの知り合いが同じ店に配属になった。
流れがきてる。
それはまた次のお話で。