麻雀①
歌が好きである。
が、負けないくらい好きなものがある。
麻雀だ。
17歳の頃から麻雀を打っている。
ブログのネタがないわけじゃなく、1度麻雀には触れておこうと前々から思っていたから、細分化して書いてみようと思う。
キッカケは友達に誘われて始めた事。
でも、ルールが複雑すぎてしばらくの間は何も成長しなかったなぁ。
高校を卒業してすぐに友達と5人まとめて同じ雀荘で働く事になった。
日々、麻雀。
自分達よりも年上のお客さんを相手にする。
おじさん、おばさん、水商売系のお姉さん、スーツ姿のお兄さん。
とにかく色んな人と毎日打った。
掃除したり灰皿変えたり、洗い物したり買い出ししたりと、麻雀以外の仕事もあるにはあるが、基本的には座って打つだけの仕事だ。
22時に出勤して、そのまま朝の10時まで打ち続けるという日の方が多く好きな事を好きな連中と出来る喜びを感じていた。
給料日になると、先月分の成績が張り出される。
5人中4番目だった。
普通に給料以上に負けている。
1番仲間内で強いやつは手取りで15万くらい残る。
1番弱いやつは手取りが存在せず、むしろ店にお金を払わなくてはいけない始末。
なんとなく打ち続けているだけではダメなんだと初めて知った。
そこで打つ回数を減らして人の麻雀を後ろで見る事に専念した。
打たなければ負ける事もなく、給料も残せる。
そして人の麻雀から学んだ事が自分の麻雀に活かせれば強くなるのではないか?と、割とまともに考えていた。
みんなが普通に出来ている事を俺は出来なかったらしい。
『牌効率』と呼ばれるものだ。
その名の通り、最も効率の良い打牌をしていけばアガリやすくなり、勝ちが増える。
この基本的な事を俺ともう1人は全く理解しないままはたらいていたので負け続けたのだ。
お客さんも9割くらいの人がこれを知っていて、そりゃ勝てないわけだ。
しかし、当時の俺は言葉は知ったのに深い意味を知ろうとせず、相変わらず適当に感覚だけで打っていた。
みんなが俺と打とう!と声をかけてきてくれていた。
バカな俺は喜んでいたが、冷静にカモにされてたんだよね。
くっ…許さん!!