聞き手
話が上手いとか下手とかってあるじゃん?
アレは聞く側の問題でもある。
子供から見ると大人はなんでも知っていると
思われてる。
そりゃ子供より生きてるから色々知ってるわな。
でも本質はそうじゃなかった。
子供は好奇心旺盛だ。
「なんで?どうして?じゃあコレは?」と
質問が無限に溢れ出てくる。
時々、大人が子供の質問に答えれなくなる時があるけど、質問が純粋だからじゃなく考えた事もない事を聞かれてるからわからないだけなんだな。
私は話をする事が人並みには出来ると自負している。
何故か?
聞く人がどの程度までならわかるかを予め考えながら、その人にあった言葉に変換して伝えやすくしている努力をしているから。
ダイハツで車を買って届いたのがホンダの車だったという例え話をしたが、あれはお客様のキーホルダーがダイハツだったから咄嗟に例えたものだ。
ただ不思議なのが、俺にとっては話がとても上手い人がいるんだけど、他の人からすると何を言ってるのかサッパリだと言われてしまう人。
その理由は簡単だ。
その人は聞く手のレベルに合わせた話はせずに、誰しもに同じ話し方をする。
それだと相手に伝わらなくない?
いいえ、違います。
聞き手は聞き返せばいいのです。
何を遠慮してから知らないが聞けない人が増えた。
話を聞くのと、話を理解しようとするのは全くの別物。
学校の授業で寝た事ないんですわ。
でも、授業の内容を覚えていなくてテストでは毎回1から暗記してたんです。
それは「聞いているだけ」で理解しようとしなかったから。
自分が悪いのに先生の教え方が悪いと誰かのせいにしたりする事だけは一丁前でした。
ちっと脱線したから戻ります。
要するに聞き返すという行為は理解しようとしているからこそ生まれる行為であり、ただ頷くだけが聞いていると勘違いしている人が多い事。
聞くは一時の恥。
聞かぬは一生の恥。
素晴らしい言葉だわ。
的を得ている。
だから私は話をするのが上手いのではなく
話を聞かせるのが上手い。
そして先程の彼は
聞き返させて理解させる為の話が上手い。
うん、完璧。